6月に会社を退職してから自由な時間がたっぷりあるこの無職期間中に、初めてソロキャンプをしたり、フェリーで九州までツーリングしに行ったりしてきましたが、もう一つやりたいことがあって、それは、時間がある無職期間でもなければ実現が難しいと思っていた北海道ツーリング。
ライダー憧れの地といっても過言ではない北の大地「北海道」。
僕もカブが納車された時や、YouTubeで北海道を訪れたモトブロガーの動画を見た時に、「いつか自分のバイクで北海道に行けたらな….」とずっと思っていました。
実際、北海道をツーリングするには、フェリーで移動する時間込みで、最低でも1週間必要であると言われることが多いです。
会社で1週間のまとまった休みが取れる年末年始は、北海道は雪で当然走るのが困難ですし、GWは冬用ジャケット着こむくらいまだ寒い、お盆休みは季節的にはいいけどフェリーの予約が中々取れない…..などで、働きながらだと北海道行に行くのは難しいなと思って諦めていました。
でも、無職になって今は時間に余裕があるし、9月はまだまだ北海道を走るには涼しい季節….
このタイミングを逃したら次いつ北海道に行けるチャンスが訪れるか分からない、行かなかったことを後悔したくないと思い、6泊7日でスーパーカブで北海道に行くことにしました!
1週間で日本最北端の地「宗谷岬」がある道北や「支笏湖」や「神威岬」がある道央を走ってきたので、各スポットを紹介していこうと思います。原付2種で北海道を訪れる際の参考にもなれば幸いです。
※1~3日目、4日目、5日目、6~7日目の4つに分けて投稿します。

目次
6泊7日の北海道ツーリングのスケジュール
原付2種のスーパーカブ110で走るにあたって、観光や休憩する時間、気力・体力的な問題を考慮すると、1日300㎞くらいまでが限界かと判断したので、下記のスケジュールになりました。
日程 | ルート | 距離 | 備考 |
---|---|---|---|
1日目(2025/9/1) | 自宅→舞鶴港 | 約110㎞ | 23時50分 出港 |
2日目(2025/9/2) | 小樽港→札幌 | 約30㎞ | 20時45分 入港 |
3日目(2025/9/3) | 札幌→名寄 | 約215㎞ | |
4日目(2025/9/4) | 名寄→エサヌカ線→宗谷岬→天塩町 | 約110㎞ | |
5日目(2025/9/5) | 天塩町→羽幌→留萌→石狩→札幌 | 約235㎞ | |
6日目(2025/9/6) | 札幌→支笏湖→ニセコ→神威岬→小樽港 | 約310㎞ | 23時30分 出港 |
7日目(2025/9/6) | >小樽港→自宅 | 約310㎞ | 21時15分 入港 |
文字だと位置関係が分かりにくいので、Googleマップでルート表示するとこんな感じ。総距離1,000㎞越え。今見返すと「よくここまで走れたな….」って思います。
本州から離れる!舞鶴港からフェリーに乗って20時間の船旅【1日目】
ツーリングルートの計画やフェリー&ホテルの予約、荷造りといった準備の他、バイク屋さんにブレーキやチェーンの点検をしてもらって長距離ツーリングへの備えが完了したら、出港時刻23時45分の90分前に到着するように、17時頃自宅を出発。
舞鶴港に向かう途中の店「はんなり食堂」で晩御飯を済ませたら、スーパーで朝食のパンと昼食のカップラーメンを調達。


舞鶴港に到着したのは21時半頃でした。「今は夏休みも終わってしかも平日だから、バイクは多くても10台くらいかな~」なんて思っていたのですが、着いてビックリ!!
見た感じ50台以上のバイクが待機していて、自分が待っている間にもバイクが20台以上やってくる…(;゚Д゚)
「みんな仕事どうやって調整しているのかな~、この時期にまとまった休みが取れるってどんな業界で働いているんだろう….、みんなニートなのか…?」と、待機しているライダーを見てはそう思わずにはいられないくらいのバイクの数でした。


船内の写真。船の端から端までバイクがずらっと並んでます(^^;
閑散期の平日にもかかわらず多くのライダーを集める北海道….さすが魅力度ランキング1位🥇
「これから北海道に向かうんだ」というワクワクと、「ツーリング中何もトラブルが起きませんように」というドキドキを抱えながら乗船。
部屋は全客室の中で最も安いツーリストA。ベッドが上段と下段に分かれていて、予約時に下段はすべて埋まっていたので上段を利用しました。一部屋に10人くらい?



枕横と足元の上に棚があって、蛍光灯の横にコンセントが一口ついています。歯ブラシ等のアメニティはないので自分で用意する必要があります。テレビは付いていません。
9月の平日のため、最も料金が安いA期間で、運賃12,000円・原付8,000円の計20,000円。先々週九州行った時よりも900円安かったので驚きました。
20時間と長い航海なので、ゆっくりくつろげるようなラウンジがありました。部屋がせまいので助かる(-_-;)



港を離れてしばらくすると電波が入らなくなってネットが見れなくなるのがつらかったですね….
北海道上陸!夜9時到着のため、札幌の「ちょい寝ホテル」で1泊【2日目】
長かったようなあっという間だったような船旅が終わって、ついに北海道「小樽港」到着!!
下船を待っている時は、初の北海道にテンションが上がりましたが、船から降りると雨が….☔
ホテルは小樽市ではなく、小樽港から30㎞東に向かった先にある札幌市のホテルを予約していたので、約30分程濡れながら走ることに…(T_T)


札幌市手稲区にある「ちょい寝ホテル」さん。ずぶぬれになった僕にタオルを貸してくれて、本当に親切にしていただきました(^^)
札幌市のホテルはどこも高いとこばかりなのですが、ここはとてもリーズナブル。ドミトリータイプのカプセルホテルで、カーテンで空間を確保するのですが、中は広めでゆっくり寛げました。


バイク用の駐車場完備もありがたい(^^)
ホテル自体2019年にオープンしてまだ新しいので、部屋だけでなくシャワールームやフロントもきれいでした。朝ごはんも無料で付いてくるので、無職にはありがたかったです。
涼しい!道広い!札幌から名寄市まで約215㎞ひたすら北上【3日目】
4日目に稚内市にある日本最北端の地「宗谷岬」を訪れるため、3日目は札幌市と稚内市の中間らへんに位置する「名寄市」まで走りました。ルートにすると下のような感じ。特に観光地やツーリングスポットらしいところには寄らず、休憩を3回挟みながら、ひたすら北へ向かって走りました。
2日目は夜中に雨が降っていて、視界が悪かったので気づかなかったのですが、北海道って道幅が広いしまっすぐな道が多くて走りやすいんです!!
路側帯も車一台分くらいの幅があるから、後続の車に追い越しさせやすくて、あまり煽られなかったですし…. 名寄市に着くまでカブで走るのにちょうどいい、時速60㎞でずっと走れました(^^)
おかげでリッター80㎞突破….(;^ω^)
気温も関西は30度以上の猛暑日ですが、北海道は26度から28度くらい。関西の5月くらいの気温。涼しくて汗一つかかないくらい快適でした。
<1回目>道の駅「275 つきがた」で休憩
石狩市を走行中に小雨に振られたため、雨宿りを挟みつつ走ること約2時間で、道の駅「275 つきがた」に到着。



ホテルから50㎞先にある地点。長距離を走ると必ずおしりが痛くなってくるので、15分程の小休憩を取りました。ここでは特に何も買わずに出発。
<2回目>道の駅「田園の里うりゅう」で休憩
道の駅「275 つきがた」から約45㎞先の、道の駅「田園の里 うりゅう」でお昼ごはん休憩。雨竜町産のそば粉を使用したうりゅうそばと、うりゅう米を使用した山わさび入りのおにぎりをセットで注文しました。2日目は米を食べなかったので、久々に食べた感じがしました。おいしかったです。


外に出ると「URYU」と書かれたモニュメントがあったので、北海道ツーリングのためにニトリで購入した自撮り棒を使って、自撮り写真の練習をしました。ここでは公開しませんけど(^^)
水曜どうでしょうの看板もありましたね…. 過去に訪れたんでしょうか。


<3回目>道の駅「絵本の里 けんぶち」で休憩
「道の駅 田園の里うりゅう」で長めの休憩をとったら出発。1時間半ほど走っているとおしりが悲鳴をあげてきたので、道の駅「絵本の里 けんぶち」で3回目の休憩。
こまめに休憩をとりながら走らないと、カブに乗り続けるのがしんどくなるので…..


中の売店で、おやつに「しそフロート」を注文。しそとバニラアイスって合うのか…?と思いながら食べましたが、しそのすっぱい味がバニラの甘さでちょうどマイルドになっておいしかったです。
結構派手な色をしている🍨


名前の通り、館内には絵本があります。外に出たらマリーゴールドの花壇があってきれいなのですが、めちゃくちゃでかい蛾が何匹も飛んでいたり、死骸が転がっていて気持ち悪かったです(^^;


名寄到着。宿をとって、明日の「宗谷岬」へのツーリングに備える。
途中、士別市に入って少し走ったところで雨に降られましたが、50分程で無事、名寄市のホテルに到着。走り疲れたことや、明日も長距離かつ色んなスポットを回るので、早く寝ちゃいました💤
いよいよ4日目は、北海道ツーリングで多くの人が訪れるとされる、日本最北端の地「宗谷岬」へ。その様子は、また次の記事で紹介していこうと思います。それではまた👋

おまけ:「ヴィクトリアステーション 名寄店」で食べたハンバーグ&ステーキセット ↑

コメント