四国ツーリング後半の3日目に訪れたスポットは、四国カルストと同じくらい行きたかった「しまなみ海道」。
いつかカブでしまなみ海道を渡ってみたいと、YouTubeのモトブログを見るたびに思っていたので、ようやく願望が実現しました(^^)
しまなみ海道は、本州の広島県尾道市と四国の愛媛県今治市、瀬戸内海に浮かぶ6つの島々を橋で繋ぐ、全長約60kmの道になります。
125cc以下のバイクでも走行できるように「原自歩道区間」が設けられていて、本州から唯一原付で四国に行くことができます。

この日は道の駅に寄っておいしいものを食べたり展望台に行ったり、しまなみ海道をバックにカブを撮影したりして楽しみました。
快晴だったので瀬戸内の美しい絶景を見ることができましたし、橋を渡っている時に浴びる海風がすごく気持ちよかったです。

サイクリストの聖地だけあってバイクよりも自転車に乗っている人の方が多かったですね。
後、ヨーロッパ系の外国人が多くて、何回か「本当にここは日本か?」と思わされました(笑)
今回はそんな、しまなみ海道ツーリングの様子を紹介していこうと思います。
目次
原付通行券を購入したら、しまなみ海道を渡って「大島」へ
松山市街にあるホテルを朝の8時頃に出発して四国から「大島」に渡る、しまなみ海道最初の橋「来島海峡第二大橋」の入口へは、約1時間ほどかかりました。
国道196号線を走ってきたのですが、海沿いのため風が強く、朝ということもあって非常に寒かったです。
橋を渡るのに50円から200円ほど通行料がかかるのですが、片道分の50円玉と100円玉しか用意できなかったので、原自歩道区間の入口へ向かう前に、自転車レンタルサービスの店である「サンライズ糸山」に寄って、原付用のしまなみ海道通行券を購入しました。


最大で片道500円かかり、50円の券が10枚つづりになっています。
通用区間ごとの料金体系は表のようになっており、橋の入口や出口、中間地点に設置してある料金箱にお金を入れる方式になります。
| 通 用 区 間 | 料 金 |
| 向 島 ~ 因 島(因島大橋) | 50円 |
| 因 島 ~ 生口島(生口橋) | 50円 |
| 生口島 ~ 大三島(多々羅大橋) | 100円 |
| 大三島 ~ 伯方島(大三島大橋) | 50円 |
| 伯方島 ~ 大 島(伯方・大島大橋) | 50円 |
| 大 島 ~ 今 治(来島海峡大橋) | 200円 |
おつりが出ないので、50円玉か100円玉を用意する必要があります。
【大島】初しまなみ海道。橋の上を走行しながら眺められる瀬戸内の絶景
通行券を購入し終えたら原自歩道区間に入って、遂にしまなみ海道を自分のカブに乗って走行する夢が叶いました。
愛媛県今治市と大島を結ぶ来島海峡大橋を走行中、視界に飛び込んでくる海とそこに浮かぶ島々にとにかくテンションが上がりました。

晴れていたので遠くの島まで見渡すことができましたし、海も太陽の光できらきらと反射していて、走行するのが非常に楽しかったです。
橋の真ん中が自動車専用道で、片方の側道が原付、もう片方の側道が自転車・徒歩専用になっていました。
今治と大島の中間地点に「馬島」という島があって、その島へ降りるところに料金箱があり、馬島で降りる場合は100円になりますが、僕はそのまま大島へ向かうので、200円分のチケットを入れて進みました。


景色はいいのですが、原自歩道区間は幅が車1台分くらいしかないため、結構狭く感じましたし、対向車とすれ違う際は少し慎重に走行する必要があります。
大島に上陸したら原付専用道の出口から1分の場所にある道の駅「よしうみいきいき館」に寄って、鯛カツバーガーを食べました。

身がぷりっぷりでおいしかったですし、サクサクとした食感もよかったです。
外で食べたのですが、目の前に海と先ほど渡った来島海峡大橋があって、ボーっと眺めながら食べて休憩するにはいいロケーションでした(^^)


【生口島】レモンアイランド上陸、多々羅大橋を背景にカブを撮影
しまなみ海道ツーリングをしたYouTubeのモトブロガーがこぞって、生口島にある「しまなみドルチェ 瀬戸田本店」でおいしそうなジェラート食べていたので、僕もそこに向かいました。
大島から伯方島・大三島とすっ飛ばして生口島まで走ったのですが、原自歩道区間の入口を見つけるのに手こずったことを除いて、交通量が少なく道もきれいだったため、走るのが本当に楽しかったです。

静かでのんびりとした空気が流れるいい島だなと思いました(^^)
大三島から多々羅大橋を渡った先にある生口島で、広島県に入りました。ちょうどここの海峡が県境になっているんですね。
原付専用道から海沿いルートの国道317号線に出たのですが、多々羅大橋を背景にいい写真が撮れそうな道だったので、一旦降りてカブを撮影してみました。

橋を背景にしたカブの写真って撮ったことがなかったので、旅の記念にすごくいい1枚が撮れたなと思いました。またここに帰ってきたいと思えるようなそんな1枚を….


国産レモンの生産量全国一の広島県。
中でも生口島のレモンは『瀬戸田レモン』として知られており、国産レモンの3割を占め、これは日本一の生産量を誇るそうです。
原付専用道沿いにレモンのオブジェと「国産レモン発祥の地」と記された石碑があり、写真を撮る際、背景に多々羅大橋と大三島、瀬戸内海がしっかり収まるくらい、いい場所です(^^)

レモンのオブジェが、カブの色と似ているなとも思いました。
読んでいるとレモン味のジェラートを早く食べに行きたくなってきました…🍋


【生口島】しまなみドルチェ瀬戸田本店で、レモンとみかんのダブルを注文
生口島で採れたレモンやみかんのアイスが売られている「しまなみドルチェ瀬戸田本店」は、海沿いを走ること10分少々で着きました。
平日にもかかわらず結構人がいるなと思いながら入店。


人気№1の瀬戸田レモンと人気№3の瀬戸田みかんのダブルをチョイスしました。

両方とも柑橘系ってどうなのかな?と思いつつ注文したのですが、甘酸っぱくて非常においしかったです。
爽やかで口の中がさっぱりしますし、またここに来た時も同じのを注文すると思います(^^)
【向島】高見山展望台で海を眺めながら休憩
しまなみ海道の端まで朝からずっと走ってきて、さすがに疲れたので、因島大橋を渡り終えて15分ほど走った先にある「高見山展望台」で、長めの休憩を取りました。
おしりも限界でしたし…

海に浮かぶ自然豊かな島々に見入ってしまいました…
後、写真からもわかる通りすごく晴れ渡っていて、11月とは思えないくらい山頂でも昼間は暖かったです。


ベンチに座ってボーっとしてたら、昨日の四国カルストと同じでまた声をかけられました(笑)
そんなに珍しいんですかね(?_?)
もはや、カブでの長距離ツーリングあるあるになりつつあります。


広島在住で、知人が経営しているゲストハウスに招待されたとかで訪れたそうなのですが、もし尾道や今治に住んでいたら頻繁にカブでしまなみ海道ツーリングしてそうだなと思いました。
Googleマップで調べたらキャンプ場も多いですしね。がんばったら冬でもキャンプできそうな気がする…
【向島】もう少しいたいけど折り返して帰路へ
高見山展望台を出発したら、また原自歩道区間で橋を渡って帰るのですが、原自歩道区間ってあんまり目立たない場所に入口があるせいか、秘密の抜け道感があって、走っててワクワクする気持ちになるんですよね。
道の両脇が木々で生い茂っていたり、急に開けた場所に出たり。
因島大橋に続く原自歩道区間を走っていたら、写真を撮るのに良さげな場所を見つけました。


片側車線の幅がバイク1台分であるのも面白いですね。
ここからもと来た道を戻っていくのが寂しかったです。
【大三島】道の駅「多々羅しまなみ公園」で遅めの昼ご飯
ハンバーガーとジェラートだけではホテル戻るまで、さすがにもたないので、大三島の道の駅「多々羅しまなみ公園」に寄って、鯛カツとポテトを食べました。


着いたのが15時頃とすでに夕方でしたけど、昼ご飯をがっつり食べていないのもあって結構おなかすいていましたね。
ポテトは見た目より量が多く、そこそこ腹が膨れたのでよかったです。


外のテラス席で食べたのですが、多々羅大橋がよく見えて風が気持ちよかったです。
しまなみ海道ツーリング最後に、大島にある亀老山展望公園に行って、きれいな夕陽を眺める予定で日没時刻を調べたら、日没予定時刻17時頃で、ちょっと日没までに間に合うか怪しかったため、急いで食べて出発しました。


【大島】しまなみ海道ツーリングの締めくくりに、亀老山展望公園へ
大三島にある道の駅「多々羅しまなみ公園」から亀老山展望公園まで、爆速でカブを走らせたら、ぎりぎり日没に間に合うことができました。
写真を撮った10分後には日が沈んでいたので、危なかったです(-_-;)

しまなみ海道ツーリングのラストを締めくくるのにふさわしい、夕陽に照らされてきれいな瀬戸内の島々を見られて、本当によかったです。
愛車のカブと一緒に、素敵な写真を撮ることもできました。

終わりに
しまなみ海道の端の方まで行きましたが、通り過ぎてしまっただけの島や立ち寄れなかったツーリングスポットもたくさんあったので、また遊びに行きたいなと思いました。
できれば1泊2日でキャンプしてみたいな~なんて思ったり(^^)
原付で橋を渡るのがこんなに楽しいとは思いませんでした👍
四国ツーリング3日目は以上です。それではまた👋

↑伯方島の道の駅「伯方S・Cパーク」で撮った夕陽。
こんなとこで寄り道してるから、亀老山展望公園に着くのがぎりぎりになるっていう…(^^;


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